ホクネットの活動報告

ホクネット事務局長 弁護士(札幌) 原 琢磨

1 特定適格消費者団体としての活動

 当団体は、令和3年10月に特定適格消費者団体の認定を受け、特例法に基づく活動を行っています。詳細は当団体のホームページをご覧ください。

(1)札幌市内の除排雪サービス事業者7社に対して、消費者が前払いした代金から既実施分の代金を控除した金額の不当利得の返還を求めました。札幌市では、市や町内会で行う除排雪では間に合わず、高齢者の方を中心に自宅周辺の除排雪を除排雪サービス事業者に依頼することが増えています。事業者は1シーズンに一定の回数または決められた日に除排雪を行い、消費者はその代金を前払いします。ところが、昨冬は大雪であったこともあり、シーズン途中から事業者が除排雪に来なくなり、社会問題化しました。当団体の申入れの結果、一部の事業者は返金に応じることを表明しましたが、一部の事業者は廃業し、回答拒否・返金拒否を行う事業者もいます。この冬の動向を注視しています。

(2)また、脱毛エステ事業者に対して、特定継続的役務提供に関する中途解約時の精算金やクーリング・オフ時の不当利得の返金を速やかに行うように求めるなどの申入れ・・・

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