12号 1992年7月発行

巻頭言

  • 情報入手障害者の消費者被害・・・鈴木 深雪(日本女子大学教授)

特集:消費者被害と金融機関の責任

  • 銀行問題の現状と背景・・・丸橋 茂(弁護士[大阪])
  • 銀行融資契約の内容の明確性について・・・尾近 正幸(弁護士[大阪])
  • 銀行融資契約の実態の運用状況・・・銀行産業労働組合組合員
  • 銀行の融資付き投資商品の斡旋・・・国府 泰道(弁護士[大阪])
  • 原野商法と金融機関の責任・・・村本 武志(弁護士[大阪])
  • 建築被害と金融機関の責任・・・東澤 靖(弁護士[第二東京])
  • 統一教会の新たな手口と金融機関の責任・・・大沼 和子(弁護士[東京])
  • 110番にみる 銀行等消費者トラブルの実態・・・藤井 教子(消費生活相談員)

学者の目

  • 製造物責任と失火責任法・・・澤井 裕(関西大学教授)

相談員の目

  • エステティック契約・・・濱田 日出子(消費生活コンサルタント)

消費者の目

  • 消費者と企業の間のギャップ・・・石田 晃((社)消費者関連専門家会議常任理事)
  • 『沈黙の春』の30年-カーソンの警告に何を学ぶか-・・・原 強(京都消費者団体連絡協議会事務局長)
  • 訪販法指定1年後の新聞トラブル・・・大石 民子

相談窓口Q&A

  • 新聞の購読契約とクーリング・オフ

相談窓口情報

  • 新聞/試供品の押しつけ商法/宅配便/家のリフォーム/「かつらではない」商法/絵画利殖商法/リース契約と商品/運送内職商法/学習塾の経営

海外情報

  • 英国にみる”ヤング消費者啓発”の取り組み・・・片山 美智恵(大阪市立大学非常勤講師)

判例和解速報

  • No.80~No.85

研究活動

  • 狙われるヤングを救え-消費者教育シンポジウム(大阪)-・・・吉田 実(弁護士[大阪])
  • 第35回日弁連人権擁護大会プレシンポジウム 「製造物責任と豊かな社会」開催される・・・片山 登志子(弁護士[大阪])
  • 興信所110番・・・久米川 良子(弁護士[大阪])
  • 福岡県弁護士会 消費者問題対策委員会の報告・・・古閑 敬仁(弁護士[福岡県])
  • 消費者保護条例の適用の申入-英会話学校の問題を巡って・・・久米川 良子(弁護士[大阪])

事件情報

  • 海外免許トラブルの実情・・・村本 武志(弁護士[大阪])
  • -教育受験産業と消費者問題-阪大予備校事件を素材として・・・村上 久蔵(弁護士[大阪])
  • 賃貸アパート退去時の修繕費に関する相談・・・藤井 曻(名古屋市消費生活センター)
  • 要注意、海外旅行でのお買物・・・田坂 圭子(消費生活相談員)
  • 新車のキズ事件・・・石戸谷 豊(弁護士[横浜])
  • 会員権商法の倒産-カスタムインターナショナル(株)事件・・・植田 勝博(弁護士[大阪])

行政・立法情報

  • 「カード破産防止・消費者信用の健全化に関する提言」について・・・倉田 栄喜(衆議院議員[公明党])
  • 法律/運輸省/通産省/文部省/総務庁/近畿管区行政監察局/大阪市消費者センター

本の紹介

  • 渡辺保夫・宮澤節生・木佐茂男・吉野正三郎・佐藤鉄男著『テキストブック「現代司法」』・・・森井 暲(関西大学教授)
  • (大阪)消費者不動産取引問題研究会・発行『欠陥造成地商法の実態と救済-北摂ローズタウン造成地事件から』・・・小谷 寛子(弁護士[大阪])
  • 宇都宮健児著『だれでもわかる 自己破産の基礎知識-カード破産・借金地獄からの脱出法-』・・・横山 房子(消費生活相談員)