- 著者:欠陥住宅被害全国連絡協議会
- 発行:民事法研究会
- 価格:5,400円(税別)
阪神・淡路大震災を契機として1996年12月に結成された欠陥住宅被害全国連絡協議会(愛称:欠陥住宅全国ネット)の会員等が知恵と工夫をこらして獲得した勝訴判決の判例集の第8集である。2016年6月の第7集から5年ぶりの刊行となる。
近時、自然災害の頻発、激甚化も相俟って、擁壁の安全性、宅地造成の瑕疵等土地が問題となる事件が増加している。こうした事態に鑑みて「宅地」という項目をあらたに設け、六つの裁判例を取り上げたことが本第8集の特徴である。これを受け、サブタイトルも「住宅・宅地被害の根絶へ向けて」となっている。本書が宅地被害の予防・救済活動の一助になれば幸いである。
本第8集には合計24件の裁判例が全文収録されている。巻末資料として、第1集から第8集までのすべての裁判例がテーマ毎に一覧表に整理されており、担当する事件の参考となる裁判例を検索するのに非常に便利である。
弁護士(大阪) 長瀬信明
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