NPO法人消費者情報ネット(通称 コネット) クレジット研究会会員
行政の相談員をメンバーとするクレジット研究会は毎月、コネット理事でもある岡田弁護士との勉強会を開催している。今月は各消費生活センターで多発している「レスキュー詐欺?」トラブル事例を取り上げた。消費者が切羽詰まった状況の中、ネットなどで業者を調べ、電話で来訪を要請した業者から高額な修理料金を請求されたという事例を報告する。
事例 1
相談者 20歳 女性 賃貸マンションの水洗トイレの詰まり
契約金額 16万5000円(既払い金5万円)
請求書明細 圧力ローポンプ作業9000円、便器脱着費2万円、作業衛生費2万円、便器内部及び排水管調査1万円、機械式通管作業一式5万円、通管作業2メートル2万円、洗浄及び薬品投入作業3万円、値引き9000円、消費税10%
夜9時半ごろ、トイレが詰まったので慌ててインターネットで水道業者を探した。基本料金470円からとの広告を見つけ業者に電話で「いくらくらいかかるのか」と聞くと「現場をみないと分からない。見積りだけなら無料」というので来てもらった。1時間後、男性作業員が一人で来た。「やってみないと分からな・・・
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