ひょうご消費者ネットの報告
─表示・広告ウォッチャーチーム活動中─

認定NPO法人ひょうご消費者ネット専務理事 金山順子

1 チーム結成の経緯

 2017(平成29)年度以降、全国的に景品表示法違反による措置件数が増加し、兵庫県においても、食品などの優良誤認表示、不当な二重価格表示などの有利誤認表示等の不適正表示について、指導注意などが行われてきました。

 このような背景から、2020年度、兵庫県立消費生活総合センター(以下、県センター)では、「表示適正化推進業務」を強化するために、当団体への業務補完委託が行われました。委託内容は当初、表示適正化推進員の派遣のみでした。景表法に抵触するおそれのある事案の調査および執行が主な業務です。

 しかしその前段階として、景表法違反の被疑情報を集める必要があるということになりました。幸い当団体は、法律家や消費生活相談員などの専門家が多く在籍しており、即戦力の塊です。そこで、表示適正化推進員の派遣だけでなく、より多くの目で景表法違反の被疑案件の情報収集を行う目的で、「表示・広告ウォッチャーチーム」を結成することにしました。

2 活動内容

 同チームのメンバーは、現在、会員や会員の紹介者など景表法の知識を有する18名で構成しています。活動・・・

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